ホットヨガはヨガのポーズと呼吸法との組み合わせで構成されています。ヨガの呼吸法は鼻呼吸であり、これが花粉症対策になります。花粉症で悩んでいたり、花粉症の予防をしたい人向けに、ホットヨガが効果的な理由をご紹介します。
目次
●花粉症対策とホットヨガの繋がりとは?
鼻はニオイを感じたり、体への異物の侵入を防ぐ大切な器官です。異物の中には花粉や粉塵、ウィルスなどが含まれおり、鼻はフィルターのような役割をします。
当然、鼻呼吸をしなければフィルター効果は発揮されず、ダイレクトに口からアレルギーなどが入ってきてしまう恐れがあります。口呼吸の癖が付いている人は、意識して鼻呼吸をするようにしましょう。
●鼻づまりとホットヨガの関係性
空気が乾燥をしていると、鼻や喉などの粘膜にダメージを与えますが、ホットヨガは湿度を55~65%に調整した中で行うので粘膜が乾燥するのを防ぎ、風邪や花粉症の予防に役立ちます。
実は、鼻づまりには自律神経が関係しています。自律神経は交感神経と副交感神経で構成されていて、副交感神経が優位に働くことで鼻づまりになってしまいます。交感神経と副交感神経は拮抗して働くため、鼻づまりの際には交感神経を優位にしなければなりません。汗をかくことは、交感神経を優位にする行為なので効果的です。
また、一般的に花粉症のようなアレルギーは体の許容量をオーバーしたときに起こると言われています。ホットヨガを行うと血行が良くなり体の老廃物が体外に排出されるため、体に溜め込まれていたアレルギー物質も出やすくなり、アレルギーの改善効果も期待できます。
●ヨガのポーズによる花粉症対策
ヨガのポーズの中には花粉症に効果的なものもあります。今回は2つ例をご紹介します。
・「魚のポーズ」
両脚を揃えて仰向けになった状態から肘を伸ばしたまま両手をお尻の下にすべり込ませて、手のひらを床側に向けます。
そして、一息吐いた後に息を吸いながら、肘で体を持ち上げ天井方向へ胸を突き出すポーズです。
気分をリフレッシュさせ呼吸器系を活性化させるので、免疫力アップにも繋がります。
・「猫のポーズ」
四つん這いになり、手を肩幅に開き、脚は腰と同じ幅で開きます。息を吐きながら背中を丸め、息を吸うタイミングで背中を反らせてください。この動きを呼吸のリズムに合わせて繰り返します。一定のリズムで呼吸をするため、安定した呼吸が身に付くと言われています。
●花粉症対策にはポーズによる効果の下調べがポイント
ホットヨガのポーズは、花粉症の改善に限らず、腰痛や肩こり、便秘に効果がある部分痩せが期待できるものなど、多岐に亘ります。ホットヨガのレッスン中だけでは、ポーズの効果について全て知ることが難しいので、ある程度ご自身で調べることをおすすめします。
ポーズの効果が分かるようになれば、ホットヨガの楽しさが増し、どのような点に気を付けるべきかが分かるようになり、ホットヨガによる体へのプラスの効果を受けやすくなります。
特に花粉症が気になる人であれば、肺に空気を送りやすくしたり、安定した呼吸がしやすいポーズが効果的なので、今回ご紹介した魚のポーズや猫のポーズ以外にも花粉症対策に効果のあるポーズを探してみてはいかがでしょうか。
関連記事