2023年10月25日
「クンダリーニヨガ」は、体内エネルギーの出入り口とされるチャクラを活性化させ、身体的な面だけではなく精神性の変化を重視したヨガです。さまざまなヨガの中でも、「最も総合的で完成されたヨガ」とされています。
では、クンダリーニヨガは、何がほかのヨガと異なるのでしょうか?特徴やヨガのもたらす効果について触れながら、クンダリーニヨガの人気の秘密をご紹介します。
目次
クンダリーニヨガは、「気付きのヨガ」と呼ばれています。
ポーズと呼吸法に、「マントラ」と呼ばれるサンスクリット語の音節を組み合わせた、瞑想要素が強いヨガです。リラックス効果が高く、精神面の改善に大きな効果があるといわれています。
クンダリーニヨガは、体内エネルギーの存在が大きな特徴となっています。クンダリーニとはエネルギーのことで、人間の体に7つあるといわれる「チャクラ」を通じて体を巡ると考えられています。チャクラは、サンスクリット語で「輪」を意味し、エネルギーが宿る「場」とされています。背骨に沿うように7つあるチャクラのうち、エネルギーの出入り口とされるのが第1チャクラです。
第1チャクラは脊髄の一番下、尾骶骨(びていこつ)付近にあります。第2のチャクラがへその下、第3のチャクラがみぞおち、第4のチャクラが胸の中心、第5のチャクラが喉、第6のチャクラが額の中心、第7のチャクラが頭頂部にあります。
クンダリーニヨガを行うことでチャクラを開いて、眠っているエネルギーを最も下にある第1チャクラから、頭頂部にある第7チャクラまで上昇させ、精神を解放し、体のエネルギーを高めることができます。
クンダリーニヨガを始めるまえにチャクラを知ることで、ポーズや呼吸の意味を理解し、目的を持ってヨガを行うことができるでしょう。
クンダリーニヨガ独自の呼吸法である「火の呼吸」を修練することで、精神力と体力、身体能力が高まり、ストレスや環境の変化にも柔軟に対応することができます。
また、火の呼吸を行いながらさまざまなヨガのポーズを行うことで、有酸素運動と同じような脂肪燃焼や高速の呼吸による腹筋の強化、基礎代謝の向上による免疫力アップといった効果が期待できます。
こうした効果が注目され、トレーニングの一環として取り入れているスポーツ選手も少なくないようです。
「気付きのヨガ」とも呼ばれるクンダリーニヨガにおいては、個人を超越した「高次の意識」に気付くことによって、宇宙と一体になったような体験がもたらされるといわれています。
目に見えないクンダリーニのエネルギーとチャクラを意識することは、チャクラからマイナスのエネルギーを解放することにもつながります。これによって、精神の安定が生まれ、新たなパワーがもたらされます。
また、クンダリーニヨガのカリキュラムは、潜在意識を目覚めさせることを重視しています。自分が本来持っている能力に気付き、才能の開花を促すことができるでしょう。
クンダリーニヨガで基本となるのが「火の呼吸」です。
火の呼吸は、腹式呼吸を素早く行うことで多くの酸素を取り込み、エネルギーを体内に増幅させることを目的としています。腹式呼吸は腹筋やインナーマッスルを鍛え、酸素によって脂肪燃焼を促進すると考えられています。
なお、ゆっくりした呼吸法ではないため、心臓疾患や高血圧の持病を持っている人、体調が悪い人は行うことができません。
1分間に30回から60回の呼吸を行い、慣れてきたら100回から200回へと呼吸の回数を増やしていきます。1分間から5分間かけて火の呼吸を行うことで、心身を整えることができます。
また、この呼吸法を行いながら、ほかのヨガのポーズを行うことは有酸素運動となり、体力や持久力アップの効果があるともいわれています。
クンダリーニはサンスクリット語で、「らせんを有するもの」という意味を持ちます。クンダリーニヨガは、このエネルギーを各チャクラに送って宇宙とつながることで、体と精神の増強や潜在能力の解放を目的としています。
実は、クンダリーニヨガの存在は、紀元前5世紀頃の書物にも記述があり、古代より口述で伝えられてきました。
現在のクンダリーニヨガは、ハルバジャン・シン・プリ(ヨギ・バジャン)によって広められました。彼は、1929年8月にインド・パンジャビ州グジュラーンワーラ(現パキスタン)で生まれ、16歳のときにクンダリーニヨガのマスターと認定されます。
それまで秘伝とされていたクンダリーニヨガを公開したヨギ・バジャンは、1968年に渡米し、翌年には非営利団体3HOを立ち上げ、その後75歳で死去する2004年まで全米にクンダリーニヨガを広め続けました。そのメソッドは彼の教えを忠実に守る形で現在に至っています。
クンダリーニヨガは、現代社会に生きる人々が持つ悩みに対応できる強い神経系統を作り、潜在意識に潜むネガティブな思い込みから心を解放します。
チャクラやマントラと密接に関わるクンダリーニヨガは、スピリチュアル要素が高いヨガです。エネルギーの存在やスピリチュアルな世界観に関心がある方には、抵抗なく始めることができるでしょう。また、ヨガの持つ哲学や精神性、瞑想の理解を深めたい方にもおすすめです。
ヨガと同じ哲学で行われているのが「アーユルヴェーダ」です。特に、チャクラの浄化や瞑想といった概念を取り入れていることで、クンダリーニヨガとも深い関係があります。
アーユルヴェーダは、サンスクリット語で「生命の科学」という意味です。自分本来の体質を理解し、心と体を調和させてバランスをとることで、心身の健康維持と不調の治癒を目的としています。
アーユルヴェーダでは、この世のすべては3つの生命エネルギー「トリ・ドーシャ」から成り立っているとしています。3つの生命エネルギーは、それぞれ「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カファ(地)」といった自然界の要素と密接に結び付いています。
また、人間の体も3つの生命エネルギーの配分によって体質が分かれると考えられ、体質を構成するトリ・ドーシャのバランスが崩れることで、病気を引き起こすと考えられています。
そして、バランスが崩れたドーシャ(体質)を整えるために、アーユルヴェーダの食事・生活・施術といったプログラムが存在します。さらに並行して、ヨガの呼吸やポーズ、瞑想を取り入れ、チャクラの浄化も行われます。
このように、アーユルヴェーダは体の健康だけではなくスピリチュアルな側面と深い関係があります。自分の内面と向き合って気付きを得る点などが、クンダリーニヨガと類似しているといえるでしょう。
クンダリーニヨガを修練することで、自分自身の体内エネルギーを意識し、チャクラを活性化させることができます。スピリチュアリティを高めることで、個人を超越した観点での気付きを得ることができるでしょう。
「現在の日常生活にストレスを感じている」「自分が持つ潜在能力を開花させたい」「独自の呼吸法によって免疫力や身体能力を高めたい」という方は、クンダリーニヨガを始めてみてはいかがでしょうか。
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